お醤油
一徳庵醤油の歴史
昔から、「塩」の名産地に数えられた小豆島。
江戸時代には幕府への献上品でもあった良質の塩を生かして、小豆島の醤油づくりは始まりました。瀬戸内海特有の年間を通して雨が少なく温暖な気候は、塩田による塩づくりだけでなく、醤油づくりに欠かせない麹の発酵にも適していました。
さらに、海上交通の要所であったことから、肥前・肥後の大豆・小麦が港に集散し、大阪などの大消費地への海運にも恵まれていました。
これに名勝・寒霞渓の渓水を得るなどの好条件が一つになって小豆島の醤油づくりは発展し、「島醤油」と呼ばれる特産品となりました。
一徳庵醤油の素材
「一徳庵」の醤油づくりに使用する大豆は、一粒一粒大切に育てられた国内産の丸大豆です。
この良質な大豆のたんぱく質が、麹の酵素によってアミノ酸に変化して、醤油の芳醇な旨みが熟成されます。
また小麦は、自然の恵みに育まれた国内産小麦です。この質の良い小麦のでんぷんから、麹の働きによって甘みとコクが生まれ、醤油の芳ばしい香りが醸し出されます。
そして、おいしい醤油をつくるのには、ミネラル成分を含む食塩が欠かせません。「一徳庵」の醤油づくりでは、海水の持つミネラル成分をそのまま凝縮した天日干し製法による良質の天然塩を使用しています。
醤油蔵には、醤油を育てていく麹菌が数十年もの間住み着いており、その蔵独自の風味を醸し出します。約1年以上熟成させることで、天然醸造ならではの旨み成分をたっぷり含み、コクと深みを備えた、濃厚な「醤(ひしお)もろみ」が生まれます。
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